C26セレナ プラグ交換への道 その2 スロットルボディ周り②
あと何回続くかわからない状態ですが、 どんなに急いでも6時間以上かかった作業なので、ご容赦を。
さて、スロットルボディを取り外しますが、作業スペースが狭いことと、部品・工具の落下には充分気をつけてください。
ちなみにワタシは、3回ほどやらかし、途方に暮れました。
無事スロットルボディが取り外せましたが、これで終わりません。矢印の部分に、このステージのラスボスが控えています。
拡大しました。
矢印の部分に2本ボルトがあります。
これは、スロットルボディを分離しないとアクセスさえできません。
こんな感じのボルトです。コンビレンチが一緒に写っていますが、コレじゃないと力が入らず、緩めることができませんでした。
絵にあるとおり、赤で示した鉄板を介して留まっています。上は板ナットを溶接してあります。
ワタシは上の方だけ外しましたが、最終的には両方外しました。はじめから両方外すつもりの方が、インテークマニホールドを外す時に引っかかりが少ないと思います。
これがスロットルボディ。
今回扱う部品の中で一番高価で繊細な部品です。
ちなみに、サイトによると定価73,764円(税込)だそうです。
きれいに見えますが、一拭きでこれだけブローバイで汚れています。ここまでくれば、あとはコネクタ一個でつながっているだけなので、徹底的に洗浄したければ、楽にできます。
C26セレナ プラグ交換への道 その1 スロットルボディ周り
さて、目的はプラグ交換なんですが、そこに行く付くまでが大変です。
ポイントは、インテークマニホールドを取り外すことなんですが、そのために、周囲の部品を外していくことになります。
1 作業準備
まず、作業スペースをできるだけ広くするために、赤で囲んだ部分にある、インシュレーターを取り外します。
特別な工具は必要ありません。
手で軽く緩みますから、取り外していきます。
全部で4カ所あります。
こんな形をしたモノです。
これで少しですが作業スペースが広くなります。
次に、レゾネーターボックスを取り外します。
さて、これで戦場が見えてきました。
主な戦場は、3カ所。
赤で囲んだスロットルボディ周り
緑で囲んだPCVバルブ周り
青で囲んだインテーク周り
この順番でやっつけていきます。
おっとその前に、これから作業する場所に、潤滑剤を吹いておきます。
目的はふたつ、
ひとつはネジやクリップが少しでも外れやすくするため
もうひとつは、降り積もったゴミが、インテークなどのエンジン開口部に入り込むのを防ぐためです。
そんなに吹きかけてダイジョウブかって?
ダイジョウブです。
潤滑剤の主成分は灯油。揮発していきますから。
当然ですが、ここから火気厳禁の作業になります
2 スロットルボディ周りをばらす
赤白→は10㎜ナット。つながっているホースは、そのままでも構いませんが、外した方が後の作業がしやすくなります。
緑白→はクリップ。プライヤーで挟んで異動させると、よほど固着していない限り、ホースが外れます。
青白→はホースを留めているクリップです。 →の形で飛び出ている方を、マイナスドライバーなどで押し込むと、外れます。
赤々矢印のホースバンドを緩めます。ショートのマイナスドライバーか8mmのソケットで緩めます。
こんな感じに右側に寄せておきます。ホースバンドは、抜け止めがあるので、落下する心配は要りません。
これで、前の画像で示したスロットルボディを固定している4本の8mmボルトにアクセスできます。
しかし、赤で囲んだスペースが狭いので、短めのエクステンション(75mm)が必要です。
つづく
C26セレナ プラグ交換への道 リサーチという名のラビリンス編
私の車、2013年式の日産セレナハイブリッド。型式HFC26です。
購入して5年経過。走行距離、約80000㎞。
車検ではスルーした、プラグ交換に挑戦してみました。
1 準備開始
「しゃけんみつもり、にじゅうすうまんえん。」
メンタマ飛び出るかと思った!とかいいますが、やはりドキッとするものです。
交換費用、部品工賃込みで約「2万円」します。
その場では丁重にお断りし。
交換の必要性そのものは、以前からわかっていたので、数ヶ月前からリサーチしていました。
2 情報収集(リサーチ)開始
基本C25と共通だろうということで、リサーチスタート。これが難航しました。
というのも、ネットではC25の記事はヒットするモノの、C26に関する記事は、ほぼ皆無。結構、時間掛かりました。
3 迷宮(ラビリンス) その1 プラグ
NGK品番 DILKAR7D11H 純正品番 22401-1VA1C
もちろん、4本必要です。
純正装着プラグはNGKですが、品番をたどると、互換タイプは市販されていないようです。
でもダイジョウブ。純正品がネットで販売されています。しかもディーラー経由より安い。
4 迷宮(ラビリンス) その2 2人の刺客
①ガスケツト,インテーク アダプター
とはいってもなんのことだかわからないと思います。
バッテンがついていますが、再使用不可の部品だそうです。なので、これを準備しないといけません。
ですが、部品検索すると2種類出てきます。
そりゃ~あれですよ。コスト削減とか、ちょっと不具合みたいな物がありまして。。。いえ、決して「不具合」ではないんですよ。とか、「これとこれ。同じモノじゃない。じゃ品番統合しちゃえ。」とかいうメーカー側の都合なんでしょうから、新しい方でいいでしょ。
②ガスケツト,インテーク マニホールド
これも再使用不可の部品。これが強敵でした。
これもふたつ出てきます。ところが、この部品。いくら検索しても販売されていません。
しようがないので、C25用。という手は無理。
C25のエンジンは「MR20DE」、C26は「MR20DD」。
型式からして違います。
対してC27は同じ「MR20DD」。ならば、C27用で適合するか?
しかし、インテークマニホールドの形状が明らかに違います。
適合しない可能性大です。
どうするか?
あきらめるか?
ダメ元でいくか?
5 ワタシを導く光明が・・・
いや、最初からわかってはいたんですよ。
ディーラーに頼めばいいことは・・・
価格は、ネットとほぼ同等。
だいたいこういうレアな部品って、ネットの方が高くつく場合が多いんですよね。
その1
ガスケットアダプター 16175-JG35A
その2
ガスケットインテーク 14035-5TA0B
これ、C27と共通部品です。しかも2018年8月現在。ガスケットインテークはネットで、ほぼ販売されていません。あっても、ディーラー経由価格より高くつきます。
そして次回
やまねこは、苦闘約10時間の闘いに挑むのであった。